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グリーストラップ・阻集器

下水道事業のコスト削減が強く求められている中、供用開始後の「維持管理費用の削減」は、永遠に続く重大な問題です。
特に小規模下水道(農業集落排水、漁業集落排水等)では大きなウェイトを占め、維持管理周期を伸ばすことがコスト削減に直結します。
また、中継ポンプにゴミが絡み付いてポンプを停止させてしまうというトラブルも。そのためには、油やゴミを下水本管に極力排出しないことが一番です。

台所の排水でより油を効率よく除去したい場合は「グリーストラップ」
家庭の台所や浴室、洗面所から排出されるゴミを阻集し、油を分離したい場合は「クリーンます」をご提案します。

「グリーストラップ」は、全国各地の集落排水処理施設において、その維持管理活動の業績を競う「全国農業集落排水事業維進協議会維持管理優良団体コンクール」で優秀であると認められた多くの団体の施設でご採用いただいております。

※厨房内への設置は、繰り返し荷重や過荷重がかかり、「ひび・割れ」の危険性がありますので、おやめください。

農村の集落排水、団地のコミプラなどの小規模下水道に最適です。 設置場所に対応して流入角度が変えられるクリーンますや埋設深さの浅い浅型のクリーンますがあります。

施工例

阻集効率

阻集効率測定の試験方法(当社試験方法より)

  • グリーストラップ(例:GT-50Lの場合)
    50リットルの水に250gの食用油を加えて攪拌しながら、5分間かけてグリーストラップ内に流入させ、流出した油の量を測定して、油の阻集効率を測定する。
  • クリーンます
    50リットルの水に200gの食用油を加えて攪拌し、1分間20リットルの流量(台所などの蛇口からの最大流量相当)を流し、流出した油の量を測定して、油の阻集効率を測定する。

(当社試験方法より)
(注)阻集効率は使用状況によって異なります。

下水道の油脂障害対策に!!

関係法規

※建設省告示第1597号(昭和50年12月20日)(建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備を安全上及び衛生上支障のない構造とするための基準を定める件)汚水が油脂、ガソリン、土砂、その他排水のための配管設備の機能を著しく妨げ、または排水のための配管設備を損傷するおそれがある物を含む場合においては有効な位置に阻集器を設けること。

※空気調和・衛生工学会規格抜粋

SHASE-S206-2009 給排水衛生設備規準・同解説

1.基本原則より

グリース(油脂)・可燃性排水・土砂など排水系統・処理施設、または下水道に対して有害な物質を含有する排水系統には、それらを適切に阻集し得る阻集器を設ける。また、再利用できる物質を含有する場合もこれに準ずる。

SHASE-S206-2009 給排水衛生設備規準・同解説

9.排水通気設備 9.2 汚水・雑排水 9.2.6 排水機器 9.2.6.4 阻集器より

(2)グリース阻集器 (a)営業用厨房およびこれに準ずる施設の排水系統には、グリースなどを有効に分離できる構造の阻集器を設ける。

参考文献(抜粋)

1)空気調和・衛生工学会規格