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新拡散光農POフィルム「カゲナシ和(なごみ)」を発売

アグリ関連 2025年07月24日

光拡散性能で人にも作物にも優しい栽培環境を実現

総合樹脂加工メーカーであるタキロンシーアイ株式会社(代表取締役社長 福田 祐士、以下「タキロンシーアイ」)は、従来の農業ハウス用フィルムからさらに光拡散性能を高めた「カゲナシ和(なごみ)」を8月に発売いたします。



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近年、地球温暖化の影響による農業現場での高温対策ニーズが高まっています。晴天時、太陽からの光は直達光と呼ばれる直線的な光が降り注ぎますが、光拡散フィルムを通過することで、光が様々な角度に乱反射します。タキロンシーアイでは光拡散タイプの農POフィルムを業界に先駆けて販売してきましたが、春先や秋口でも夏場のように日差しが強い日が増え、さらなる品質と性能向上が求められていました。そこで、従来の光拡散タイプの農POフィルムと同様にハウスの中に取り込む光の量は維持したまま、さらに拡散角度を広げ、拡散光の効果を高めることに成功した製品が「カゲナシ和」です。


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「カゲナシ和」の特長

1.局所温度上昇抑制

「カゲナシ和」は光拡散角度が大きく、従来品比局所温度の上昇が抑えられるため、果実や葉のヤケ抑制が期待できます。また、ハウス内で作業される方が感じるジリジリとした暑さも軽減することが可能です。

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2.光の有効活用

光拡散角度が大きいため、カゲになりやすいハウスの隅や連棟ハウスの谷部のような場所にまで光を届けることができ、作物の均一な色づきや生育にも寄与します。


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製品の仕様

発売日 2025年8月
品種 カゲナシ和
寸法 厚さ 0.15mm ※規格につきましては各支店へお問い合わせください

今後の展開

農業を取り巻く環境は、生産者の高齢化や気候変動など厳しさは増しているものの、技術革新による新しい農業も動き始めています。特に施設園芸では先端技術を取り入れることで、作物の一層の品質向上や収量増に向けた取り組みが行われています。
タキロンシーアイは、行動指針である「未知に挑み、未来をカタチにする」企業として、日々変化する社会のニーズに対応した付加価値の高い製品を開発し、さらなる技術力を高めてまいります。

お問い合わせ

タキロンシーアイ株式会社

108-0073
東京都港区三田3丁目519

フィルム商品開発部(担当:大野)
TEL 03-6435-1447 FAX 03-3452-6755