長期展張塗布型農PO「クリンテートLXガード」を発売
アグリ関連 2025年07月01日
環境に配慮した薄くて軽い、業界新基準フィルム
総合樹脂加工メーカーであるタキロンシーアイ株式会社(代表取締役社長 福田 祐士、以下「タキロンシーアイ」)は、サンテーラ株式会社より承継した農業用ポリオレフィンフィルム事業を通じ、JAブランド「クリンテート」シリーズのラインナップ強化を図っております。このたび、その第⼀弾新製品として、薄⾁化と⾼性能を両⽴した環境配慮型フィルム「クリンテートLXガード」を2025年7⽉より市場投⼊いたします。
製品の背景と狙い
近年、気候変動対策として農業分野においてもプラスチック使⽤量削減が求められる中、ハウス被覆資材にも省資源化・輸送効率向上・CO₂排出抑制への貢献が期待されています。タキロンシーアイは、「クリンテートLXガード」の開発を通じて、環境への配慮と⽣産者の作業負荷軽減を同時に実現し、持続可能な施設園芸の普及に貢献してまいります。

クリンテートLXガードの特長
薄⾁化による資源・排出削減
– 既存品(標準厚0.15mm)⽐で約7%薄い0.14mmを実現。
– フィルム製造に⽤いる⽯油系原料の使⽤量を削減。
– ⼀度に輸送可能な製品量が増加し、輸送効率が向上。
⽣産者の作業負荷&コスト軽減
– 軽量化に伴い、積み下ろしやハウス展張・取外しの労⼒を低減。
– 重量に応じて発⽣する廃プラ回収費⽤の削減。
既存品の性能を維持した高い耐久性
– 主原料樹脂と機能付与材を⼀から⾒直し、配合を最適化。
– 引裂強度・耐候性など⻑期展張に必要な物性を確保。
– 全国の実証ハウスで、既存品と同等の使⽤感・耐久性を確認済み。
製品の仕様
発売日 | 2025年7月 |
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品種 | クリンテートLXガード |
寸法 | 厚さ 0.14mm ※規格につきましては各支店へお問い合わせください |
今後の展開
タキロンシーアイは、地球温暖化や異常気象が農業にもたらすリスクを真摯に受け止め、プラスチック使⽤量削減のほか、保温性向上による燃料削減や夏季⾼温対策資材の開発にも注⼒してまいります。今後も「持続可能な農業」をキーワードに、施設園芸をはじめとする農業分野の進化に貢献する製品・サービスを提供してまいります。
タキロンシーアイ株式会社
〒108-0073
東京都港区三田3丁目5番19号
フィルム商品開発部(担当:戸崎)
TEL 03-6435-1447 FAX 03-3452-6755