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防災・減災に応用される「ビノン遮水シート」(「CSR報告書2017」掲載情報)

2017/10/01

製品トピックスインフラマテリアル

日本は豊かな「水」に恵まれた国土を有する国ですが、一方で大型台風や集中豪雨などによる「水」に関わる災害も多く発生しています。また、地震多発国でもあるわが国では、副次的に発生するさまざまな「水」に関わる事故が私たちの生活を脅かすことがあります。このような災害・事故対策に「ビノン遮水シート」は縁の下の力持ちとして、さまざまな場所で防災・減災を支えています。

タキロンシーアイ㈱が取り扱うインフラマテリアル関連製品である「ビノン遮水シート」は、ポリエチレンや塩ビを主原料としており、熱による融着が容易でつなぎ合わせることにより大きなサイズにも加工できるため、広い面積で遮水性を求められる用途で活躍しています。
廃棄物や汚染水が外部へ漏れ出すことがあってはいけない産業廃棄物処分場や海からの浸水を防ぐ防潮堤への適用など、環境保護や防災・減災などを目的とする用途に幅広く応用されています。

※広い面積でも加工が可能

産業廃棄物処分場

産業廃棄物処分場

防潮堤

防潮堤

土壌汚染を防ぐ

2011年に発生した東日本大震災により被災した福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質は、周辺地域の土壌や瓦礫、落ち葉などを汚染しましたが、その除染作業により特定廃棄物が大量に発生しました。これらの特定廃棄物は一旦、除染仮置場で保管されていますが、将来的には中間貯蔵施設での保管が予定されており、今後、数年をかけて中間貯蔵施設の新設が行われる計画です。その施設では、汚染水の漏出を防ぐという重要な機能が求められており、遮水性に優れた「ビノン土木用遮水シート」が採用されています。

※環境面だけでなく安全面も

除染仮置場

除染仮置場

中間貯蔵施設(イメージ)

中間貯蔵施設(イメージ)

「水」の脅威から生活を守る

近年の気候温暖化に起因するとされる大型台風や突発的な集中豪雨などによりもたらされる多量の雨水により、浸水や洪水などの水害が発生するケースが増加しています。そのため、地方公共団体施設や大型店舗などの建設工事に併せて設置される地下の大型雨水貯留設備、また雨水の流入による急激な増水による堤防の決壊や河川の氾濫を防ぐための堤防改修工事や補強工事など、広い面積で遮水機能が求められる用途にも「ビノン遮水シート」は採用されています。
長年の経験を生かした技術的見地からの提案、国内2工場(九州・栃木)での製造および加工、グループ企業であるシーアイマテックス(株)による施工管理など、一貫した対応が可能です。また、特殊な機能を付与した複層化シートの開発や現場施工の手間を省くためのシートの広幅化などお客様からのご要望にお応えできる製品の開発・提供にも努めています。

 

※本掲載内容については2017年10月時点のものです。最新の情報とは異なっている場合があります。

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