ポリカ折板の施工方法と施工について
ポリカ折板の施工方法データ
1.まず、タイトフレームの上に載せる前に裏の保護フィルムを取り除いてください。
2.タイトフレームの上に仮置し、取り付け部にボルト径+2~4mmのルーズホールをあけてください。
- よく研磨されたキリを使用して、電動ドリルで穴をあけます。作業中に、バリや融着等が発生しないようにしてください。
- 穴径が小さいと熱伸縮によるクラックが入る恐れがあります。
- ケン付ボルトへの取り付け時でも呼び出しポンチで開孔せず、電動ドリルを使用してください。
3.重ね合わせ部の保護フィルムを取り除きます。
4.重ね合わせ(重ね代)は、流れ方向150mm以上重ねてください。
5.重ね合わせ部の雨仕舞は、ポリカーボネート用シリコンシーラントを使用してください。
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社:トスシール380
東レダウコーニングシリコーン:トーレシリコーンSE960
信越化学工業:シーラント72
セメダイン:シリコーンシーラント8051N
- 上記の中から選んでご使用ください。
※プライマーや、酢酸系シリコン等、他のシーリング材を使用されますとポリカ折板の表面が侵されたり、クラックが発生することがあります。
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シーリング材は、必ずボルト締結部両側に施してレベル差異が生じない様にしてください。(段差があると、ボルトを締付けした際に、レベルの高い側に応力が集中し、シーリング材の影響でクラックが発生する恐れがあります。)
シーリング材をボルト締結部付近に付着させないよう注意してください。 (ボルト締めにより、ポリカ折板に内部応力が発生しますので、クラックが発生する恐れがあります。)
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幅方向の重ねは、下地折板と中心を合わせて取り付けてください。中心がずれたままボルトを締めると、ポリカ折板が変形したり、クラックが発生することがありますので注意してください。
6.変形防止用金具取り付け
母屋間隔が長い場合や、風、雪、荷重等が大きい場合は、適当な間隔で変形防止材を取り付けてください。
7.中間ボルトの間隔
中間ボルトの止め付け間隔は、600mm以下にしてください。
8.ポリカ折板をボルト止めします。
ボルト止めする際には、パッキンやワッシャを使用して取り付けます。下記の注意事項を守ってください。
9.ボルト止め等の施工が完了すれば、表面の保護フィルムをはがしてください。
注意事項
ボルト締結の注意
- 折板が伸縮できるようにワッシャーの下にゴムパッキンを介してボルト締めしてください。
- ボルトを必要以上に閉めすぎると、ポリカ折板が歪んでクラックが発生する場合がありますので、注意してください。
- ポリカ折板締結用ボルトのワッシャーは、25mm以上の平座金を使用してください。
その他 使用・施工上の注意事項
- ポリカ折板の使用に当たり、4枚重ねの施工はできるだけさけてください。 重ね合わせ部の雨仕舞が悪く、雨もりの恐れがあります。
- ポリカ折板は塗料、溶剤アクリル成分により表面が侵されることがあります。設置箇所の塗料が十分乾いているか確認してから、取り付けをおこなってください。
- 保護フィルムを貼ったまま長期間屋外で放置しますと、保護フィルムが剥がれなくなる可能性があります。施工後は、すぐにマスキングを剥がしてください。