ジェットラインJ135・J170
製品特長
たてどいと雨水ますをトータルで大幅に削減。
「ジェットライン」の最大の特徴は、従来に比べてたてどいの数を半分以下に減らせること(当社比)。
たてどいの削減にともなうコストダウンという、確かなメリットが得られます。
下屋付き、45坪程度の一般的な建物の場合、従来は8本のたてどいが必要でした。
必要とされるたてどいの数は3本にまで減少します。
※たてどいの削減本数は住宅プランにより異なります。
たてどい8本に対し、雨水ますも9カ所が必要になります。
「ジェットラインJ170」なら、雨水ますも4カ所にまで削減可能です。
雨水配管の掘削工事を削減。コストダウンに寄与します。雨水ますの減少にともなって、
配管を埋設するための掘削工事が削減可能に。 大きなコストダウン効果が得られます。
比べてください、排水能力の差
たてどいと雨水ますを削減することが可能になったのは、「屋根負担面積」と「最大離隔距離」を増大することができたから。従来の雨どいと「ジェットライン」には、明らかな能力の違いが存在します。
屋根負担面積
雨どい設計の目安のひとつとなる「屋根負担面積」。従来のたてどいは1本あたり25m2~40m2が一般的でしたが、「ジェットライン」では、従来を大幅に上回る50m2~60m2を確保しています。
降雨強度別屋根負担面積(m2)
品種品種 | 降雨強度 | |||
---|---|---|---|---|
100mm/h | 120mm/h | 140mm/h | 160mm/h | |
J135/T15 | 80 | 66 | 57 | 50 |
J170/T15 | 96 | 80 | 68 | 60 |
※J170はゼロ勾配、J135は1/1000勾配で算出
最大離隔距離
雨どい設計のもうひとつの目安となる「最大離隔距離」。従来、1本のたてどいでカバーできるのは10mが一般的でしたが、「ジェットライン」は片側だけで15~20m。従来の3倍以上に達する能力です。
※いずれも降雨強度は一般的な160mm/hで設計
従来の雨どいとの決定的な性能の差。それは排水能力が象徴します。「ジェットライン」の排水能力は従来の2倍。そして、この優れた排水能力をもたらした決め手が「サイホン現象」です。
「サイホン現象」とは、たてどい内部を満水状態にすることで吸引作用を発生させること。水が塊となって勢いよく落下するため、飛躍的に排水量が増大します。浴槽の排水などで起こるこの現象を応用しました。
軒どいはデザイン性を重視。建物との一体感を高めます。
たてどいの排水能力向上にともない、雨水の搬送能力を高めた大型化粧軒どいとしました。
低伸縮素材で軒先を美しく演出
タキロンオリジナルの新素材を使用し、伸縮継手の使用が軒どい長さ11mまで不要になりました。軒先のラインを美しく保ちます。
紫外線の影響を抑える抗耐候処理
紫外線による退色や変色を防ぐため、軒どい前面部には高耐候処理を施し、接続部品にも高耐候樹脂を使用しました。
落ち葉やゴミ詰まり対策も、ドレンキャップの新規開発で強化しました。
「ジェットライン」用に格子を細かくし、背を高くした大型ドレンキャップを新しく開発。ゴミ詰まりの対策を強化し、スムーズな排水を確保しました。